常にアイドルが主となるダンスステージを作るということ
◆佐野倉P
演出やエフェクトがエゴを張ることがないのに見入ってしまうソロダンスステージ
本人の再うp来ましたね.なんとしても見てほしい.曲の長さに躊躇することなくクリックしてみてほしい.『見てやるぜ!』という力の入った見方でなくても構わない.まずは流してみるだけでも.
ニコニコ動画に存在していたときに,この作品を見れなかったことが本当に残念でならない.
僕は基本的に,ニコニコ動画でしか動画を見ません.コメントを書き込むの好きだし,作者コメを見るのが楽しいから.でも勧められるままにYoutubeでこの動画を見て,見れて本当に良かったと思いました.
これを見て色々と感じたことがあったので述べてみたい.続きは格納.
多くの人に愛でられる作品か?
このPV作品,『ニコニコ動画上で受けやすいかどうか?』という観点からすると欠点が多い.
・PVでありながら,7分を超える長さ
・使用曲がボーカロイド(しかも聞き取りづらいMEIKO)
・歌のタイトルが変
・派手な演出が殆ど無い
今ではサムネを確認する手段が無いが,作品から察するに派手で目を引くサムネを使ったとは考えづらい.再生数が伸びづらい原因がいくつも挙げられる.
かくいう僕も,某ブログで強く推薦されていながら視聴していなかった(当時は忙しくて視聴時間がかなり限られていたことも原因だけど).7分と聞いて,ガチPVの香りを読み取り,重そうだからやめとこうと思ったのである.
で,見てみて驚く 『軽さ』
カズマさんとの対談時 に,勧められるままに見たんだけどさ,すごく驚いた.7分を超えてるのに軽いの! 体感時間は3分程度.なんで? なんでこんなに軽いんだ?
11月に投稿されたおっぺけP作品 も,同様に7分をこえる作品であるのだが,あちらは視聴後に『重さ』みたいなものが残る(参考:いままで であったなかで いちばんすごいさくひん).
なんかね,お腹いっぱいになるの.PVでありながら見るものに何かを問いかけるような感覚があるんだ.徹頭徹尾ダンスステージに徹していながら,曲と共に訴えかけてくるの.でも,それこそがおっぺけ作品の良さ.
でも『重い』から,僕は,繰り返しの視聴ができない.リピートを押せない.見返すとしても一週間に一度くらいだ.
それに対して,"メロディック" に関しては何度も見れた.むしろリピートが止まらなかった.対談後もしばらく繰り返し見ていたんだ.
『軽さ』が生まれる要因はどこにある?
『軽さ』は狙って作られたんじゃないかと思う.まず衣装だ.この衣装が絶妙と言わざるをえない.ピンクでふわふわ気味の衣装が視覚的に優しい.
そして主張しない演出.ステージではカット割り,カメラワークの工夫が随所に見られ,それらがくどくない.「このカメラすげーな」「この演出すげーな」という部分にも目が行くわけだが,だからといって,それに気を取られすぎて律子を見失うことはなかった.常に『律子のステージ』を作り上げている.
数ある演出手法に振り回されるのではなく,自分が見せたい絵を作り出すのに技術を使っている.そう感じた.
ソロアイドルを常に主におき続ける難しさ
ソロでPVを作るというのは,簡単なようで非常に力の要る作業である.長い曲なら尚更のこと.飽きが来ない構成をどう作るかってのが課題になる.派手なエフェクトを使って視聴者の焦点をずらすような演出を混ぜ込むことで,飽きを回避することができる.しかし,この作品はそれをしない.
常に律子が前面にいる.
そのコンセプトを作り出すために,かなり決め細やかな演出が使われていて,ものすごく丁寧なつくりになっていることが分かる.でもそれらを解剖して書き込んでいく作業は無粋なような気がしている.自分なりに何度も見直して,色々と気づいていることがあるんだが,ここで記載することは止めておく.
是非とも,皆さん自身の目で確認してほしいと思うのだ.
---
最後にもう一度書く.曲の長さに躊躇することなくクリックしてみてほしい.『見てやるぜ!』という力の入った見方でなくても構わない.まずは流してみるだけでも.
TRACK BACK
TB*URL
| ホーム |






